フルーツの大橋屋へようこそ。
怠慢娘でごめんなさい。
そして。
本日は。
この娘の可愛い愛犬りき(ハスキー♂15年)のお話。
高知の夏は厳しいだろうな。
寒い地方で棲むはずの犬だ。
夏が来るたびにそう思う。
真夏が大好きな娘だけれど、きっとりきにはつらいはず。
ここ2〜3年は特につらそう。
冬場のりきはこんなにはしゃいでる。
老犬だ。
誰にでもなついて大人しく触られてたこの子が、
ある日いきなり咬み犬になった。
目も弱り、鼻も利かず、耳も遠くなり。
イライラするのだろう。
飼い主達だけにしか触らせない、気難しくも誇り高い犬。
可愛い子。
娘は毎晩酔っ払って帰る。
玄関に寝そべるりき。
娘を一瞥して言う。
「お帰り。またでスか?」
そのまま犬小屋に突っ伏して触り放題の嫌がらせ。
耐えるりき。
酔っ払い度が凄いほど、何故か犬小屋に老犬と泥酔娘が鎮座。
話し込む日もあれば、素通りで部屋に上がる日もある。
でも。
酔ってる時はよく話してる。
悩みを打ち明けたり、毒づいたり、楽しく騒いだり。
送ってくれた人に言われたことがある。
「ほんまに話してるんや。」
聞くな、馬鹿。
愛する人との抱擁も、りきは黙って見ていたネ。
愛を失い悲しみにくれる時も、お前は黙って見ていたんだ。
喜びも悲しみも。
全て玄関で。
そして。
長い間お疲れ様。
昨日よさこいイベントに出かける時、声をかけたのが最後。
踊りの音楽をうっすらと聞きながら。
熱いアスファルトの上で静かに逝った。
りき。
酔っ払い娘の聞き役だったお前。
愛してるよ。
愛してる。
今朝5時半頃。
泥酔で犬小屋に座ってた娘が居る。
1人はつらいな。
悲しい日記じゃない。
愛の日記だ。
慰めとかはいいぜ。
だって本当に。
これは愛の日記なんだから(*^▽^*)
そんなハスキー娘の独り言でした。